ツボとふぐの話

いつ誰から聞いたか覚えていない話をふと思い出いだしたので。

ふぐを釣った人が、うまいうまいと丸ごと食べて亡くなった。
それを見ていた人が、あの魚はきっと目玉に毒があるはずだと、目玉を以外を食べて亡くなった。
それを見ていた人が、目玉とひれにも毒があるはずだと、目玉とひれ以外を食べて亡くなった。
それを見ていた人が、、、
と続き最後は、うまいうまいと安全な部位だけを食べることができた。

結果的に経験のみで正解に辿りつくそんな話です。

これがツボにも同じことが言えそうです。
現在WHOに認定されているツボは361種類あります。

例えば「足三里」というツボ。

胃の調子を整えたり、足の疲れがとれるとして健康長寿のツボとしても知られています。
足三里は松尾芭蕉の「奥の細道」でも出てくることで有名なのですが、足三里にお灸をしながら2400キロの道のりを150日で歩いたそうです。芭蕉の時代は今から300年以上前ですが、そのころには足三里に灸をすると調子が良いことを知っていたということですよね。
そもそもツボという概念が生まれたのは古代中国で2000年以上前ではないかとされています。
始まりはおしたら気持ちが良いとか、なんとなく元気になった気がするというところを探っていたのではないのかなと想像します。そのうちここが効く!というのが広まり、名前が付いたのがツボとして今も残っているのではないのかなと。
現に、WHO認定のツボは361種ですが、認定されていないツボをいれると倍以上あります。

要は、ある程度効果が期待できたツボが名前を残し今に続いているということです。

ツボだから効くのではなく、効くからツボなんですね。

そして面白いのが、ツボに解剖学的な証拠が見つかったということ。
しかも2021年に世界初の発表だったみたいです。

経験に基づき受け継がれた治療は正解に辿りついているのかも知れません。

ここまで読んでいたきありがとうございます。鍼灸のちょっとおもしろいお話でした。

鍼灸が気になっている方、是非お試しください。
先人の知恵と経験をありがたく頂戴して、皆様のお役にたてればと思います。

2021年の発表を知った本。ちなみに2日前😅

※諸説あります
※私個人の偏見ばりばりです







ツボとふぐの話” に対して1件のコメントがあります。

  1. がっちゃん より:

    痩せるツボが見つかるのはいつなのでしょう、、笑

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