小児はりとの出会い
小児はりに出会ったのは2019年4月、
大野城市にある鍼灸roomきゅうあん入社がきっかけです。
学生時代に天神の歴史ある鍼灸院にて勉強させていただいていた期間があり、卒業のタイミングで鍼灸roomきゅうあんの四元先生をご紹介いただきました。ご紹介いただいたその日に天神地下街の喫茶店で採用いただき、鍼灸師としての人生がスタートしました。
この時はまだ小児はりをこんなにも学ぶことになるとは正直思っていませんでした。
最初は四元先生の施術全てにひっついてまわりました。
まずは大人の施術、なぜそこに鍼をしたのか、深さは?方向は?鍼ではなく灸を使ったのはなぜ?を目の前で施術しながら教えていただきました。実際の臨床は教科書通りにいくことは少なく毎日新しい学びの連続でした。
そして何よりも衝撃的だったのは小児はり。
小児はりという言葉だけ知っている状態で見学。
おなかをぽんぽんっと指で弾いて音を聞き、釘のような鍼で子供を撫でて、火のついた線香を皮膚に近づけて離して、、、おわり。
知識ゼロで見ていると本当にそれだけにしか見えませんでした。
なのに、治る治る。
毎晩夜泣きがあります、うんちが3日に1回しか出ません、おねしょがあります、毎日キーキーしていますなどお悩みは様々。
それでもやることは見ている分には同じ。
年齢やその子の状態によっては回数がかかる場合もありましたが、お悩みが改善していく様子を何度も見てきました。
当時のきゅうあんの小児の月延べ人数が150~200くらいだったと思います(現在は月300人over😲)
それだけ子供が来るなら自分も小児はりできるようにならないと、というわけで年1回の「大師流小児はりの会 初心者講習会」へ
初めて自分の小児はりを手に入れ、練習開始。
とにかく経験を積みなさいと、
講習会から1週間もたたないうちに実践デビューをさせていただきました。
デビューは夜泣きの男の子、見様見真似で教わった通りに施術をしました。
2.3日後の第2診、「はりの後から夜泣きしていないです」、自分が一番びっくり。
まさにビキナーズラック!
最初は、きゅうあんには子供が沢山くるからできるようになっておこうくらいの気持ちからスタートした小児はり。
経験を積めば積むほど、知れば知るほど難しく奥深い、魅力たっぷりの小児はり。
気づけば小児はりにはまっていました。
技術としての魅力はもちろんなのですが、単純に子供が好きになっていました。
夜泣きで、寝不足で機嫌も悪くての初めましてから、にっこり笑顔でバイバイできた日には素直に嬉しい。
小児はりに1年、2年と通っていただいていると赤ちゃんだった子がハイハイを始め、歩けるようになり、お喋りが上手になってと成長を感じることもあり、その子の人生のほんのちょっとの部分だけど手助けになっていれば良いなという思いで小児はりを学んでおります。
語ればキリがないのでこれからゆっくり小児はりの魅力、鍼灸の魅力をレトラ鍼灸院で感じていただければと思います。
明日、2024.5.15オープンです。
初めて小児はりの子から貰った年賀状
ちょっとした夜泣きや、便秘が改善されるのは凄いしありがたい!26日のイベント楽しみです!
夜泣きが減って次の日の仕事に寝不足にならず行けるのは凄く助かります!